今年は起業して27年目、Webマーケティングに関わって17年目を迎える年になりました。
今までの経験を、もっと役に立つようにするにはどうすれば良いかと考えるようになり、昨年後半より事業方針を見直しておりました。
大企業や中堅企業にも関与しましたが、経営者と話す機会はほとんどなく担当者とやり取りすることとなり、加えて担当者レベルでは決裁できないことが多く、何をやるにしても時間が掛かるという経験をしました。
そこで、これからのインターネット社会で小規模企業が勝ち残って行くには、「スピード感」が重要だということに気づきました。
資金力に物を言わせるマーケティングでは大手企業には敵いません。ですが、稟議やら決裁やらで実行されるまでの時間が掛かるんです。現場サイドでは、直ぐにでも取り掛かりたいのに。
大手企業や中堅企業では、Web担当者のインターネットに対するリテラシーは高いのですが、経営者や管理者はそうではないことが多いため、現場との間で意識の乖離が生じていることもその原因になっていると考えられます。
なので小規模企業こそインターネットを武器にすることで、この社会において充分に戦え勝ち残っていけるということが、今までの経験からはっきり見えてきました。
起業した当初は建築設計を行っていたのですが、時代はバブル経済崩壊後ということもあり、かなりの苦労をしてきました。建築設計を行いながら2000年にITベンダーの会社を設立しましたが諸事情により解散。その後、自分ひとりで出来ることで再起しようと、ビジネスフィールドを完全にインターネットに移行しました。
あれから16年間、良いことも悪いことも時にはどん底も経験してきましたので、これからインターネットビジネスで起業しようとしている人の抱える悩みや、立ちはだかる課題のほとんどに応えられるという自信があります。
これからの時代は、個人や小規模企業が底力を発揮するようになることは間違いありません。今までの経験を基に伴走する気持ちで取り組んでまいります。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
坂上 哲也